呆れた議員達の行状

地方議会の実態から日本を見る

風力発電と蠢く町政(5)

地方創成と地域おこし協力隊 地域おこし協力隊と言う制度をご存知だろうか。総務省所管の事業で、財源は特別交付税、一人当たり年間450万円である。任期は1年ごとの更新、上限で3年間、採用された自治体の嘱託職員という身分である。勤務は月に16日、報酬額…

風力発電と蠢く町政(6)

方法書の著作権には情報公開開示請求で対抗 オリックス社の方法書の中で、工事に伴って排出される土砂の処理方法の記載部分と、2026年運転開始、2046年運転終了後の風車の撤去方法についての記載部分を開示請求した。土砂災害を懸念する、建築に詳しい知人…

風力発電と蠢く町政(14)

総務常任委員会風力視察 先週は、四万十町議会総務常任委員会が、愛媛県風宇和島市と愛南町へ風力発電事業の視察を行ったとの情報が入ってきた。午前中は、宇和島市で、宇和島市議会と市の担当課が、総務常任委員会一行を迎え、意見交換会と風車立地の見学を…

風力発電と蠢く町政(15)

中尾博憲町長の意志が見えない 四万十町がオリックス社からの依頼を受けて、オリックス社に向けて発行予定の土地貸借同意書についての取り扱いが、目下最重要事項ではないか、と考える。企画課山本課長は、私に対して、契約書では同意書であり、賃貸料の提示…

風力発電と蠢く町政(9)

オリックス社「議会にご説明したい」と申し出る 先日四万十町議会議員の村井真菜氏のSNS上で、「今日は、午前中は、オリックス社の議員説明会で、午後からは、高知町村議会議長会の記念式典と講演会です。」という記記載を見た。オリックス社の議員説明会っ…

風力発電と蠢く町政(10)

風車病とは何か(超低周波音に起因する健康被害) 今回は、風車病について書いてみたい。風車病とは便宜的通称で、風力発電設備立地地でのみ報告される、近隣住民の身体に表れる不定愁訴の事らしい。頭痛や不眠が典型的症状で、風車から同じ距離にある家に居…

風力発電と蠢く町政(38)

町政懇談会でオリックス社の手廻し発覚 1月23日午後6時半、町分町政懇談会に参加した。中尾町長、森副町長、川上教育長、熊谷教育次長が前に陣取り、向かって右側が、企画課まちづくり推進室と学校教育資料生t説明者3名、右側が、企画課山本課長、福留副課…

風力発電と蠢く町政(37)

議長新年の決意 アグリから一時離れて、是非とも早急に書いておきたい案件が発生した。それは、四万十町通信新年号の四万十町議長挨拶である。以下抜粋する。 「執行部が提案する予算が議案など、四万十町の方向性について十分に議論を重ね、チェック機関と…

風力発電と蠢く町政(28)

ヤイロチョウは風力の抑止力になるか 今日から四万十町議会12月定例会が開催される。今回は、「ヤイロチョウのさえずるまちづくり条例の制定を求める請願」が、武田秀義議、中屋康議員、村井真菜議員を紹介議員として提出されている。提出者は生態系トラスト…

風力発電と蠢く町政(16)

資源エネルギー庁が事業者に求める賃貸証明書 四万十町がオリックス側に11月末に提出予定の町有地賃貸借証明書とは、オリックスが固定価格買い取り新規認定申請時に必要と、議会答弁された。事の真偽を更に確かめる目的で、当該同意書(証明書)雛形を申請先…

風力発電と蠢く町政(52)

請願紹介議員と議事録 4月15日に、大藤風力発電を考える会(仮称)の初会合を持った。会場は、四万十町東庁舎1階の多目的第ホールである。出席者は、呼びかけ人の岸本氏、私、陶芸家の武吉さん夫妻と、風力発電中止を求める請願紹介議員の岩井優ノ介町議と村…

風力発電と蠢く町政(33)

風力発電とヤイロチョウの森 四万十町議会12月定例会に、総務常任員会がオリックス社を呼んで公聴会を開催する請願を提出する準備を進めていたが、一身上の都合で見送った。その後、高知県環境影響評価義j通審査会資料経済産業省の環境審査顧問会風力部会資…

風力発電と蠢く町政(23)

風力発電町有地賃貸証明書 15日の四万十町議会全員協会には、風力発電町有地賃貸証明書をオリックス社に提出することが、町にとってどういう意味があるかの再説明が行われた。 中尾町長 「町の最終意思ではない。固定価格買い取り認定申請のために必要な書類…

風力発電と蠢く町政(21)

調査特別委員会がだめなら公聴会は 下元昇四万十町議会議長の反応のおざなりさに実にげんなりしたが、手をこまねいている訳にもいかない。そこで、次の一手は四万十町総務常任委員会への公聴会開催への請願提出を画策している。公聴会とは、アメリカ議会委員…

風力発電と蠢く町政(18)

議長に調査特別委員会設置の申し入れ 昨日令和元年11月6日午後1時30分、やっと下元昇四万十町議会議長と、我々、岸本英昭氏、武吉廣和氏、武吉貴子氏の面談が実現した。場所は、四万十町議会議会図書室である。岸本氏が頻繁に連絡を取ってくれて調整し、やっ…

風力発電と蠢く町政(30)

請願審査の場の紹介議員 連日で総務常任委員会を傍聴した。目的の請願審査である。この請願の件名は、「オリックス株式会社による大藤風力発電計画の不許可及び町有地を提供しないよう求める請願書」である。紹介議員は、武田秀義、岩井優ノ介、村井真菜議員…

風力発電と蠢く町政(47)

請願審査の手法 大藤風力発電事業計画は、四万十町議会3月定例会で、二つの請願の審議が再開される。概要は以下である。 請願1.オリックス株式会社による大藤風力発電事業計画の不許可及び町有地を提供しないよう求める請願書 請願提出者:四万十ふるさとの…

風力発電と蠢く町政(48)

総務常任委員会の請願審査場面実録 四万十町議会3月定例会総務常任委員会請審査議事録(R2/3/12) 請願内容 ①(仮称)大藤オリックス風力発電事業計画の中止を求める請願 ②ヤイロチョウのさえずる町づくり条例の制定を求める請願 古谷幹夫: 6月までには、オ…

風力発電と蠢く町政(29)

風力関連請願審査を傍聴した 12月5日、四万十町議会総務常任委員会を傍聴した。陳情、請願審査である。傍聴の目的は、風力発電関連の請願2件であったが、継続審査となっている、沖縄の基地関連の陳情2件の審査から始まった。意見書とは、通常内閣や国会に対…

風力発電と蠢く町政(65)

請願審査の行方 7月14日に総務常任委員会が開催され、請願審査の部分を傍聴した。古幹夫委員長は、企画課の中井四万十川振興室長、山本企画課課長を委員会に呼んでいた。企画課が説明のために持ち込んだ資料が以下である。 資料1:風力発電アセスに係る参考項…

風力発電と蠢く町政(32)

やっと町HPへの風力発電関係事項掲載 今四万十町のHPにて、(仮称)大藤風力発電事業 「環境影響評価方法書についての意見の概要と事業者の見解」が公開されている。 「新着一覧」にはなく、一番下の「新着一覧その他」で発見できる。ネット情報は、掲載期間…

風力発電と蠢く町政(43)

遠くから風力を考える 知人から電話があった。知人は、十和出身で、十和村史の編集に精力的に関わった学識経験者である。学齢本体についてはよく知らないが、雑談の中で、知人の学識を感じいたので、学識経験者という表現を使うことに、私の中では特にためら…

風力発電と蠢く町政(49)

議事録、人を動かす 49基の風車が立つ大藤風力発電事業計画について、請願提出者である、生態系協会、四万十大正町づくり株式会社、観光協会、朝霧森林クラブの代表者全員に、「谷口愛子さん講演記録」「フインランドの風車病疫学調査報告」「49基の風車から1…

風力発電と蠢く町政(39)

町政懇談会は誰のため 町政懇談会の開催趣旨は、まずは、町民に対する町の施策の周知、活用であろう。特に中尾町政は、若者定住、若者支援を公約に開始された経緯があり、若者支援策を周知することは、即ち中尾町政の喧伝材料となるのである。 1.広報の拡充…

風力発電と蠢く町政(50)

請願は採択されたけど 3月定例会で、ヤイロチョウのさえずるまちづくり条例の制定を求める請願が採択された。反対意見は4名、橋本章央議員、槙野章議員、林健三議員、味元和義議員である。反対理由は、林業振興と相いれない、請願内容そのまま条例化するのは…

風力発電と蠢く町政(70)

風力発電はどうなる 大藤風力発電所は、予想出力が146MW(最大設置基数49基)で、実現すれば日本最大級となる。伊方原発の発電能力が、運転終了となった1号基と2号基を覗いた3号基だけで85万kwなので、伊方原発3号基のおよそ1/6の出力となる。四国電力HPによ…

風力発電と蠢く町政(76)

スターパイロットの三浦さんの講演を聞きに行った 昨日スターパイロットの三浦さんの講演を聞いた。後半半分だけであったが。案内パンフレットにはこう書かれている。 子どもに絵本や読書の橋を架ける連講座第3回 今はまだない世界を見つけるために このタ…

風力発電と蠢く町政(75)

シンポジュームに行って来た シンポジュームに行って来た。全体として退屈した。それで途中で抜け出して日曜日の緑林公演を散策した。親子連れでにぎわっている。森のピアノを弾いている兄弟がいた。その傍らで母親らしき人がスマホにその姿を収めようとして…

風力発電と蠢く町政(74)

四万十公社と新図書館 まず私の知る公社沿革を概観する。公社というのは公益財団法人四万十公社の事である。こ公社母体は、松場川温泉と緑林公演と四万十会館を管理運営するために設立された地域振興公社である。窪川町の中平和夫町長時代の事である。その後…

風力発電と蠢く町政(73)

下元昇四万十町議会議長は嘘をつく 面談を申し入れたのは裁判の提訴人である山本たけし氏である。山本氏の同意を得て面談に参加した。高知新聞社の井上記者が現れた、事前予告がなかったらしく、しばしの問答後に傍聴席が用意された。文書で正式に申しれた面…