呆れた議員達の行状

地方議会の実態から日本を見る

風力発電と蠢く町政(90)

      「静かにしろ」と言われた

過去の古巣である四万に十町議会に、「議会の見える化を求める陳情」を提出し、予想外に普通に受理され、おまけに付託された総務常任委員会の委員長緒方正綱議員から、「陳情趣旨の説明のため出席依頼」を受けたので、賛同者3名を傍聴に誘って、委員会出席に及んだのが昨日、陳情文は以下である。

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陳情趣旨説明の中で、議員報酬引き上げ絡みで、「厳重注意」という「懲罰」を反対討論に立った4名の議員に非公式に下した事が、町民への背信行為であることを強調し、懲罰根拠となった議会運営基準を公開すべしと力説した、公開されていないものに基づいて、議会が議長の名において他の議員に懲罰を下すなどという専横行為はあってはいけないからである。ところが、そう主張したところで、応答もなければ、質問もない。そのタイミングで、厳重注意を受けた一人である岩井優之介議員が、岩井らしく、ぼそぼそつぶやき始めたのであった。

            岩井優之介: 「静かにしろ」と言われた

議会は多数決なので(?)最初は賛成していたが、途中で周辺(共産党界隈)から叱られて、反対側に回ると全議員に伝えた。(これは真実である。私の所にも電話があった。そしたら「静かにしろ」と言われた。

言ったのは、堀本伸一議員である。議案上程前の議会運営委員会で言っている。この「静かにしろ」発言は、恫喝である。私は議会運営員会の委員ではなかったので、この「静かにしろは直に聞いていない。けれども議案可決後の議会運営委員会(岩井優之介議員から連絡を受け傍聴に行った)で、同じ堀本伸一議員の恫喝発言をしっかりこの耳で聞いたのである。

     「今日は全部議事録を取る」

陳情文を読んでもらえれば分かるように、「委員会議事録の速やかな作成と公開」が本丸なのである。そうすれば上記の「静かにしろ」「今日は全部議事録を取る」が町民に明らかになって、このような柄の悪い恫喝議員は次の選挙で落とさなくてはならないということが、町民に分かるのである。議事録は、特に委員会議事録は有権者に、誰を選ぶべきか或いは落とすべきかの最も確かな判断材料を提供する。そのために議事録が存在する。この委員議事録の公開という至極当然の陳情項目について、他の議員が何を発言したかをお知らせしたい。

橋本章央議員:定例会前の議会運営委員会も全て公開するべきだという趣旨か。

西原:例え非公開でも非公開理由を付して会議の開催の周知はすべきであると考える。

 橋本章央議員:個人名がでてきたり、議案に関する執行部との事前協議の場でも公開すべきという考えか。

西原:その非公開理由が説得力があるか否かは町民が判断するので、判断材料の提供をすべしという趣旨である。そもそも個人情報の定義が曖昧である。

岩井優之介議員:昔、旧庁舎の頃自分が広報広聴委員長の時に、西原さんの陳情で、議会だよりに議案の賛否が表で示されるようになったことがあった。

中屋康議員:委員会報告書の速やかな作成という陳情項目と、本会議での委員会活動報告への否定的意見はどう整合性があるのか。

西原:委員会議事録の速やかな作成と公開が本目であるが、「出来ない理由」を並べ立てての抵抗を受け続けて来たので(議員時から)、妥協、譲歩して委員会報告書(紙媒体で提出されたものを議会HPに掲載)を陳情項目とした、本質的には矛盾はないと考える。

村井真菜議員:委員会議事録が1年遅れになっているのは事務局のマンパワーの問題である。残業を強いることになり、労働環境も悪くなるし、経費も膨らむ。

西原:議会事務局は元々時間外勤務が少ない部署であり、マンパワーや時間外の視点からは、町執行部による、議事録作成の優先順位付けに基づく予算配分の問題である。経費とマンパワーの問題は本質ではない。「議事録の存在意義」の認識の問題である。そもそも村井議員は議事録を読んできたのか。(議事録へのアクセスの悪さとその弊害を実感した経験があるか)。

村井真菜議員:首を横に振る。

 ここで傍聴席から反応、呆れた模様。けれども他の議員も議事録を読んでいないことは間違いない。堀本発言が示唆してることは、議事録が、従来、議会内部の統制、同調圧力、恫喝による巧妙な支配のために取られるものであり続けてきたからである。彼らは議事に関心を持ち、議事録を読む人間として議会に来たのではないのだ。つまり、町政への参画者であろうとしたことなど毛頭ないのである。初めから単に「議員さん」を目指していたのである。最も若い子育て中を標榜する女性議員である村井真菜氏もそれをはからずも告白した。従って、議員全員が、「議会の見える可に関する陳情」にこれほど狼狽するのである。「知られない方がやりやすい」という鉄則があるからである。しかし、彼らは断じてそのようなことが言える立場ではない。なぜならそこは議会である

からである。

味元和義議員:高知県町村議会では四万十町議会が最も情報公開が進んでいる。お金もかかる。(わざわざ議会事務局に高知県町村議会HPの掲載事項一覧表を作成させている。)

西原:後進的な議会を引き合いに出す必要はない。それにそもそも高知県町村議会で最も高い報酬を受け取って居るのが四万十町議会である。私が議員であった時に議長酒井祥成が、「議員報酬を上げる要望を町長に提出した。これからは委員会活動を活発にするように」と発言したではないか。その後2年が経過した。活発化したであろう委員会活動の実態を町民が知れるようにすべきだと言っているのである。本会議と委員会に出席し表決に参加することが議員の仕事の根幹である。この根幹部分を有権者である町民が知り、議員の仕事振りの判断材料を得られるようにますべきである。県議会は委員会議事録を全てHPで公開している。

味元和義議員:県議会議員と一緒にされたら困る。あの人達には、政務調査費もあり、専業でできる環境がある。自分たちは、仕事をしながら議員をやっている。

この人物は、議員報酬引き上げ時に「議員の成り手不足を背景に、議員報酬だけで子育てができる、生活給としての議員報酬の引き上げ」を名目としたことを全く忘れてしまったのであろうか。そのうえで専業とかよく言えるものである。おまけに厳重注意が懲罰であり、懲罰は公開の場で議決に基づくべきであると説いても(根拠は地方自治法、会議規則、政治倫理条例)全く理解しないばかりか、私の懲罰事例を評して、「全会一致の懲罰は、西原さんに問題があるからに違いない」という逆さま論法を馬鹿の一つ覚えのように開陳したのである。この人は終わっている。議事録の意味が分からないはずである。「合意形成に至るプロセスの公開があるるからこそ、その合意に初めて社会的信任が付与される」という民主主義の基本が分からないま議員をやっている議員とは、町民にとっては税金の寄生虫を通り越して、議決権があるだけに厄災に近い存在である。議事録は議会の生命線である。緒方正綱委員長をはじめ、総務常任委員全員これを全く理解していない。何という呆れ果てた実態であることだろうか。道理で、本会議場や議会放送で彼らの姿を見れば、議長に就任したばかりの味元和義議員が、「長年発情しっ放しですっかり毛並みが悪くなった動物園の老いたるオス猿」のように見えたり、「老眼鏡をはち切れんばかりの顔面に括りつけて、部下が作成した作文を一心不乱に読み上げる中尾博憲町長の愚鈍その物」に目を覆ったり、時折三白眼的な白目がケーブルカメラに映し出されている村井真菜議員の「執行部と先輩議員には言葉巧みに媚び、迎合はするが、本質的には議事には関心が薄い」のが、しっかり見て取れるのである。この人達は一体議会に何をしに来たのであろうか。議長の隣の元農林水産課課長長谷部卓也氏は、町行政トップの知能指数の低さから来る人事異動の差配によって、ついに「議員さん」という珍妙な動物集団を飼育する動物園の飼育係に近しい役どころである議会事務局長に収まらざるを得なくなったが、それでも彼は、ゆるぎなき沈着冷静を保持できているではないか。映像がそう語っているのである。公務員給与体系の盤石が彼のような公務員を育成するのである。公務員給与体系に比べれば、議員報酬等は風前の灯のような物である。これは真実であるが、だからと言って、「議会が言論の府」であることから決して免責されはしないの。生活給が欲しければ、議会ではなくハローワークに行けばいいのである。村井真菜議員が議会事務局職員の労働条件まで持ち出して、町職員に臆面もなく媚を売るという、議員としては妄言に近い戯言に走れるのも、村井真菜議員が、まずは議事録のみならず予算書も読んでいないからである。はっきり言えば、他の議員と同様リテラシー水準が極めて低い。リテラシーに年齢は関係ない。本当に映像は怖い、恐ろしいほどに真実を映し出しているのである。そう言えば、国会もしかり、国会議員なんかとは比べ物ににならないくらい、国政の実態を国民に知らせてくれているのは、「週刊文春」の放つ「文春砲」である。私は国会議員より遥かに週刊文春の張り込み敏腕カメラマンの方が(もちろん編集長も含めて)社会に貢献していると、私は信じて疑わない。だからこそ、議会放送はもっと全議員の顔写しを万遍なく写すべきである。因みに議会放送委託料は、年間80万円、議会議事録作成(テープ起こし)委託料は年間160万円である。会議録録音テープ起こしが外注されていて、その上で、16人の議員に対して事務局4人体制で、本会議議事録作成(録音18時間)に3月、委員会議事録作成(1回分平均2時間)に1年を要するなんてことがあっていいのだろうか。因みに議員一人当たり酬額平均年間398万円(実働年間36日・本会議と委員会出席)、議会事務局職員正規職員平均人件費年間911万円(実働年間240日)である。四万十町有権者の皆さん、是非議長味元和義に抗議してもらいたい。

四万十町議会事務局電話番号:0880-22ー3126

四万十町議会議長味元和義連絡先:自宅:0880-27-1067 携帯:090-7141-5323

 西原真衣