呆れた議員達の行状

地方議会の実態から日本を見る

風力発電と蠢く町政(97)

「議会の見える可を求める陳情」全会一致で不採択

「見える可」がなぜそれほど嫌なのか、なぜこれほど頑なに抵抗しているのか。自信がないからである。自分の発言が記録され、晒され、批判されることが怖いからである。

実に厚顔である。議員の癖に言質を取られたくないとほざいているのである。この様な議会はいらない。議会解散請求でも出してやりたい位である。本会議は隠せない。ケーブルテレビで議会放送がなされている。いいことである。昨日知人と会話した。議員の発言、しぐさ、態度の全てが有権者の厳しい目に晒されている。当然のことである。だから代表として、その緊張感を抱えて議決しているのである。委員会はそれを免れるとでも思っているのか。思っているとしたら、とんでもない集団である。委員会には執行部がいない。議員同士が対面で議論する。ここで正体が出る。本来の無知と不見識を隠せない場である。2年前に下元昇が議長選で、「議会の見える化」を訴えて議長になった。それからケーブル放送されていない委員会の「見える化」は一歩でも進捗したか、していない。以下が方便集である。以下陳情した「委員会議事録を公表できない」珍答の数々である。この際徹底的に世間の笑いものにしてやろうではないか。

下元昇:不規則発言が多すぎる。議事録を公開するに堪えない

注釈:不規則発言とは、議長や委員長許可を得ない発言である.単なるフライングであり、指摘を受けて毎回改めて許可を得て発言している。全く理由にならない。この辺しかレーゾンデートルがないということである。学級委員並である。どんだけ議員をやっているのか。学習能力を疑う。

味元和義:四万十町議会は、高知県内町村議会で最も情報公開が進んでいる

注釈:情報公開を推進してきたのは行政や一部町民であって、議会議員の発意によるものは何一つない、私はその経緯を熟知している。どの面下げてそんなことが言えるのか。図々しいにもほどがある。

村井真菜:一番茶が飲みたいときもあれば2番茶が飲みたい時もある

注釈:意味不明、頭は大丈夫か、文脈的には「2番茶」とは、委員会年間活動報告会を昨年12月定例会から実施し始めたことを指している。議事録とは、結論に至る審議過程であり一般的な報告とは端から異なる、有権者と審議過程を共有して初めて結論に有権者からの信任が付与される。村井真菜はどうも民主主義の基本、議会の基本が分かっていない。縁側で2番茶でもすすってろ、この無知をもってしては、議会は場違いである。

橋本章央:定例会前の議会運営委員会は議案審議がある。個人情報も出る。何でかんでもは公開できない。

注釈:本会議上程前に議案審議する必要はない。それをするなら本会議で議案委員会付託決議が前置されるべきである。橋本章央は、議員報酬改正議案の賛成を事前に打ち合わせた議会運営委員会の不当行為を十和村議会の習わしとして正当化した位、議会制度の基本が分かっていない。実に姑息かつ「無知」であり「無恥」である。これからは、是非愛の「鞭」でも振るってやりたい。誰か私と組んで「ギインジジイバスターズ」をやる気はないか。出来れば、頭の切れる豪胆で見目麗しい若い女性が望ましい。ターミ ネーターには最適である。広く人材を募りたい。

 結論から言えば、このような議会はいらない、が、いなくならない。図々しく性懲りもなくゾンビのように選挙に出続けて当選してしまう。実にそれが問題だ。ハムレットのように頭を抱えて悩みそうになる。議会の解散請求にも議員の解職請求にも全有権者数の1/3以上の署名を選挙管理員会に提出しなくてはならない。今四万十町の全有権者数は14,445人である。内訳は男6,816人、女7,629人である。人口の高齢化を反映してか女の方が1,000人近く多い。そうだいいことを思いついた。この前私宛に投函された匿名の通報文には、「不貞行為を働いた上に相手の女性を庇う事もなく慰謝料まで請求したと噂されている槙野章議員は、全女性の敵だ。」と書いてあった。人数の多い女性有権者に署名してもらって槙野章に解職請求が出せないか。田辺哲夫議員の水泥棒事件も決着がついていない。大正限定で署名を集めてみようか、でも大正の全有権者数は2,036人しかいない、とても1/3には届かない。こうなったら、有権者数の1/50、つまり僅か280人で済む四万十町議会議員政治倫理条例の審査請求を使えないか、そうなると槙野章と田辺哲夫を同時に狙い撃ちににできる、などとハムレット宜しく頭を掻きむしってしまうのである。けれども、町政(議会を含む)に憤懣がたまっているのは決して私だけではない。最近私に届いた2通の匿名通報文(二通目に槙野章と田辺哲夫問題が書かれている)の内容がそれを物語っている。多くの人に見てもらうために二通ともここに公開したい。

 

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この二通の通報文は、中尾博憲町長と森副町長には見せに行った。総務課長の熊谷敏郎にも見せた。複写してくれと頼んだら、熊谷敏郎は「宛て先が町ではないので、読むだけにしたい。」と応答した。そこで後日中尾博憲町長宛ての複写物を総務課に持ち込んだ。熊谷の言い分「宛て先が町ではないので、読むだけにしたい。」とは骨の髄までの保身である。議会放送で総務課長として答弁に立つ熊谷敏郎は、このような人物である。議会を含めた町政への町民意見を読み返し、熟考してみようという考えが毛頭ないのである。まるで降りかかって来た火の粉を振り払う様な実にエゴイステイックな挙動ではないか。議会事務局長の長谷部卓也は同じものを見せたら「コピーを取らしてもらっていいか。」と私に聞いてきた。槙野章と田辺哲夫の実名があったからであろう。議会事務局長長谷部卓也にとっては「議会情報の収集」であり、総務課長熊谷敏郎にとっては、「関知したくない通報文」なのである。さてどちらが町民にとって有能な官吏であるか、二人とも農林水産課課長歴を持つ。四万十町の農業者2500人の皆さんを始め官吏の雇用者である我々町民は、この二人の元農林水産課課長をどう評価すべきであろうか。町は歴代最も答弁能力のある人間を農林水産課課長に配置してきた。理由はいたって簡単である。最も多額の補助事業を抱えており、町民の利害が最も大きいからである。政治とは利権の配分を巡る利害の調整である。その結果にどれだけの町民が納得できるか、これにかかっているのだが、利権の配分と調整の実態が町民にほとんど知られていない、ので町民は判断不能の状態に長年置かれているのである。だが、考えてみれば、それもそのはずである。町民が、「議会の見える化」にここまで抵抗する議会しか選出できていないからである。「議会の見える化」に抵抗する議会が「町政の見える化」に貢献できるだろうか。できるわけがない。だから町勢の疲弊が止まらないというのが私見である。問題の根本はここにある。

西原真衣