呆れた議員達の行状

地方議会の実態から日本を見る

風力発電と蠢く町政(96)

「選択的夫婦別姓の法制化を求める請願」不採択、賛成2、反対5

賛成議員:村井真菜、岩井優乃介、反対議員:味元和義、橋本章央、中屋康

 昨日4月14日に四万十町議会総務常任委員会を傍聴した。「選択的夫婦別姓の法制化を求める請願」の紹介議員は村井真菜議員と岩井之介議員であった。紹介議員として彼らにはどのような発言力が見られたのだろうか。

村井真菜:人権問題である。選択的であるので、同夫婦同姓を否定するものではない。夫婦別姓を選びたい人がそうできるようにするということだ。(注釈:請願尾趣旨本体である。これh亜既に請願者前回説している。他の委員尾物分かりの悪さを理騎して敢て言っているのか、若しくは自分自身が趣旨を反数刷るために行っているのか。おそらく後者であろう)

岩井優乃介:僕は賛成です(注釈:だから請願紹介議員になったんだろう。いい加減にしろ。)。選択的だから誰も困らないことだからいいんじゃないか.(注釈:善意の塊のつもりか、愚鈍の極みか、救い難い政治的不感症である、利害を察知できない)

橋本章央:夫婦同姓のどこが問題なのか理解できない。「家族の一体感が失われる」自分の周辺の人間も全員同じ考えだ先だって息子に稼業を継がない、地元に戻らないと宣言されたそれでも 息子は、橋本姓を継いでくれている、孫にもその次の代にもずっとは橋本性を継いでもらいたい。(注釈:宣言とは大袈裟な、自分の心情と社会通念と世論の動向との間の分別も泣なければ距離感もない)

村井真菜:徐々に考え方が変わってきている。長男が稼業を継ぐという考えは廃れてきている、一方で、自分の家の場合、相続の時に全部父親の名義となった。家父長制が残っている。多様な考え方や価値観が受け入られないから若者が地元に居つかないという結果が生まれているのではないか。選択できるという事で逆に地元に帰って来る人も出て来るのでは。(注釈:明治31年に制定された民法では、家制度と家督相続権が一体化されて規定されていた。戸主が家長であり、戸主以外の家族を支配し、庇護する。婚姻によって妻は夫の家に入るという「家制度」言い換えれば「家父長制」が文字通り法制化されていた、が、日本国憲法24条の創設により民法から家と家族が廃除されたにもかかわらず婚姻法と戸籍法置いて、筆頭戸主と、同一戸籍内(実質家族)内の同性が実質として残った、という不整合や矛盾についての理解、説明が不十分極まりない。本来請願紹介議員になる時点で押さえておかなければならないことである。)

味元和義:法制化する必要を感じていない。夫婦同姓が嫌な人が一定いる。その人たちの為という考えを否定する気持ちはないが、それでも自分の当たり前感覚とはどうしても相入れない。家族の一体感が失われる。兄弟で性が違うなど想像できない。女の方の家に男が入れば、女の方の姓に、その必要がなければ男の姓にという事でずっとやって来た。それで問題が特に生じているとは思えない。(注釈:目をしばしばさせている。よっぽど心情的に受け入れがたい事態が発生しているのである。)

岩井優之介:味元さんは、だったら賛成しなくてはならないのじゃないか。

味元和義:迷った時は支持者の意見を聞くことしている。住民代表だから当然である。周辺の人間で賛成したのは誰もいなかった。

注釈:完璧な詭弁である。議員報酬引き上げ時には決して周りの意見を聞かなかった。この時は、迷いが全くなかったのである。自分に都合がいい時だけ住民代表となる。このような「ポンコツ田舎詐欺師」議席を与えても百害あって一利なしである。ご用心あれ。

橋本章央:法制化までの必要を感じない。(味元和義が意を得たりという表情で橋本を見る、席の下で手でも握り合っているんじゃないかと勘繰るような一連托生振り)

村井真菜:すごく言っていることは分かるんでけど、(注釈:相手が何を言っても一先ず「理解できる」と条件反射的に述べる当たりは、中尾博憲のそっくりさんである。共に迎合人間と解釈できる障碍者の事もそうですけど、法制化され、法律に明記されることで、心理的に救われると言う事もあると思うんです。

橋本章央:真菜さん、障碍者のことと選択的夫婦別姓と同じように言うべきじゃない(注釈:断固とした口調で、人権意識の高さを演出している模様、いくら口調が十八番の詰問調であっても、人権教育研究会の理十和支部の理事会、余りに欠席が多いので、行政枠の充て職を役を外してまで別の人を選任したと言う事実も知っている私としては、「オワコン田舎詐欺師」にしか見えないのである。このような爺さん相手に、「タイニーハウス」でコラボして、調子を合わせなくてはならない元協力隊Yの苦労が偲ばれる)

村井真菜:沈黙(注釈:ここで黙ってどうする。根性なし)

味元和義:子どもの姓兄弟で別々になるとどういうことになるのか想像もつかない。

緒方正綱:墓は一体どうなるのか。法制化して後々に禍根を残さないようにしなくてはならない。

岩井優之介:法制化しても大多数が同性を選ぶので多勢に影響はないと思う。

味元和義:国が決めることヲわざわざ町議会の名前で出す必要があるのか。

(注釈:国が決めることは、地方議会が立法機関ではないと言う事と同義であり、陳情請願制度の趣旨を全く理解していないことの現れである.ここまで無知にしてこの議員歴である、この人物は勝手町長選にも出た。オワコン田舎詐欺師は向かう所敵なしである。地元の疲弊の最大要因ではないか。若者世代はかような「オワコン田舎詐欺師」を駆逐すべしである。選択的夫婦別姓如きが怖いのである。駆逐してやれ。)

村井真菜:小さな所から出していくことも大事だと思うんです。

中尾康:小さな所から出していくことも大事だという事は理解するが、全体の動向(注釈:全体の動向ではなく自民党の最終決定を待つという意味である)を見てからの方がいいという意見である。現時点で法制化を求める意見書を四万十町議会の名前で国に提出するのはいかがなものか。(注釈:自分が自民党の上層部に覚えが目出たくなくなることは何としても避けたいという意味である。温厚紳士を気取っているが、この議員の本質的には「女衒」である。本郵便局というのは頷ける。自民党の子飼いが板についている。)

味元和義:これ以上議論しても堂々巡りになるので採決した方がいいんじゃないか。

緒方:選択的夫婦別姓のメリットとデメリットを研究する必要があると思うので、継続審査が良いんじゃないか。

味元和義:委員長には議決権はない。委員長以外の委員が5人で同数にはならんから採決すればいい。(ここで笑いが起こる、実に「老人憩いの広場」みたいな弛緩した委員会である、村井真菜は老人憩いの広場に派遣された介護職員か、老人たちは「真菜さん」とか名前で呼びつつ、そこはかとなく嬉しそうでもある。中尾博憲は町長室前で、「みきちゃん、お茶お願い」などとやっている。権力に発情した老いたるオスほど見苦しいものはないという事の好事例)

採決結果が表題である。この請願審査の傍聴席には、請願者を含む年配女性が3名いた。不採択となり、彼女たちは憤慨の色も見せず、やれやれという表情で退室しようとしていた。その隣の席にいた私は、議員達に聞こえよがしに、その3名の女性達に向けて話しかけたい衝動を抑えることができなかった。

西原:「家族の一体感が失われる」というのは結局、「夫婦同姓であることで一体感を持ちたいという発言者自身の願望の現れ」ということがよく分かる審議で面白かったですよね。自分の配偶者、その次は息子の配偶者に別姓を選択されることが最も怖いんですね。きっと、そうなれば自分がどこにいるか分からなくなるんでしょうね。存立基盤が脅かされるように感じているんでしょうね。そのために何が何でも法制化を阻止したいんですね。」3名の御婦人方は、実に鷹揚に、私ににっこり笑い返して、全く何事もなかったかのように帰途に就いたのである。この請願審査の一部始終から見えてくることは、陳情、請願という最も重要な町民参画の権限行使の場において、陳情請願者に比べて議会議員の知識, 認識及び識見が遥かに劣ってるという紛れもない事実である。町議会は小さくなんかない。河井克行元法相の公職選挙法違反裁判の報道が国民の目に明らかにしたのは、「地方議会が国政の足場である」という事である。だからこそ、「国が決める事」などど胡乱なことを言ってる場合じゃないし、地方議会こ精緻な議論が必要なのである。それができなければ、地方議会は不要である。議席とそれに伴う議員報酬は返上してもらわなくてはならない。多く見町民が見る機会を持たない、この学力の低すぎる町議会委員会こそ町は町の公共放送、ケーブルテレビを使って、放映すべきである。

西原真衣